繋がりやすさとの付き合い方


術(特に情報伝達)の進歩は、人間の想像力を弱めているのかもしれない。

インターネットやケータイ電話の普及は、確かに社会や個人を繋がりやすくはしたが、同時に相手への想像(イマジネーション)の余地を奪ったとも言える。

例えば、ケータイ電話がなかった時代では、誰かと待ち合わせるだけでも手間隙がかかった。

会えない時は、相手の姿や声、考えていることを想像し、それが自然と相手を想うことへと変わっていた。

その手間隙と想像する機会を技術が肩代わりしたことで、衰退していった。

このように仮定できないだろうか?

もちろん、この仮定は完全に私個人の視点からなので、確証があるとは言えないが…

それに他者への思いやりのなさから戦争が起こるのだとすれば、戦後日本の歩みを考えると、戦争は起こっていないので、この理論は成り立たない。

だが、コミュニケーション能力がない、あるいは弱いと呼ばれるようになったのは、想像力が弱まったことの現れなのかもしれない。

繋がるはずの技術が、逆に繋がりを妨げるようになった。

これは、技術に問題があるのではなく、時代を生きる人の能力が衰えたからじゃないだろうか。

だからといって技術を捨てる訳にもいかないし、それは人類の発展の妨げにしかならない。

必要なのは、技術との付き合い方と、他者を想像することを幼い頃から意識的にやっておかなければならないということ。


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五島 樹

五島 樹

Webライター
WEBライターをしながら小説を書いている五島樹(ごしまいつき)です。 閲覧された方々、どうかよろしくお願い致します。 五島と書いて”ごしま”と呼びます。”ごとう”と呼ばれたり、『五島列島出身?』とよく思われますが、 生まれは大分県の日田市という小さな町です。 先祖は村上水軍に関わっていたみたいです。 このホームページでは、映画、小説、写真、歴史、心のあり方などを中心に書いていきます。 また、昨年の8月に『明日の二人』という青春小説を出版しました。 ご興味のある方は、是非読んでみてください。 ↓↓↓↓↓ Amazon 『明日の二人』 http://www.amazon.co.jp/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AE%E4%BA%8C%E4%BA%BA-%E4%BA%94%E5%B3%B6-%E6%A8%B9/dp/4286153215

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